HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
MIDNIGHT CELEBRATION。。
- 2010/09/03 (Fri) |
- Novel-御子式- |
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御子柴×式部。。
と云うか、
御子柴→→式部。
R18指定。
2つ前の話からの続編です。
遅くなりましたが笑太の誕生日の話。
お祝いの話のハズなのに。。
切なくなり過ぎたような(汗
と云うか、
御子柴→→式部。
R18指定。
2つ前の話からの続編です。
遅くなりましたが笑太の誕生日の話。
お祝いの話のハズなのに。。
切なくなり過ぎたような(汗
―真夜中の祝典―
「溺れる」
うつ伏せに寝転んでいた清寿がほんの少し顔を上げて、こちらを見た。
「何に?」
白いシーツに寄った大きな皺の向こうで背中が揺れて、肩甲骨の上を毛布が滑り落ちる。
それが泳いでいるかのように見えた。
「お前に」
乾いた笑い声をあげると組んだ腕に頭を乗せて目を細め、笑っているのか泣きそうなのか曖昧な表情をした。
「そんなの。。一番好きな人にだけ云ってあげて」
シーツの上に伏せた顔を覆い隠すように広がった髪を、手を伸ばして一筋掬い上げて軽く引く。
「こっち向いて」
片目だけ枕の上に覗かせて小さく肩を竦めるとゆっくり身体の向きを変えて、大きめの枕に顔を半分埋めたままにこっと笑って見せた。
「向いたよ?」
笑みの形の唇に指で触れると、その手を包むように両手が添えられて、指先にくちづけが降る。
「一番好きだ。って云っても信じてくれない?」
伸び上がるように唇を重ねて離し、問うてから顎から首筋に唇で触れて行き鎖骨の上に淡い印を付ける。
「う。。ん」
答えを濁したまま黙った清寿の胸の突起を片方づつ舌先で転がし軽く歯を立てると、腹の傷痕を弄んでいた手に手のひらが重ねられて、上から強く握ってきた。
「。。っ!」
舌先で腹筋をなぞると、息を感じただけで身体が鋭く震えた。
「いい反応」
横から覆い被さるようにして仰向かせ、一番敏感な部分にくちづける。
「。。んっ」
唇と舌と指で愛撫を続けながら内腿の付け根を強く吸って、ここにも印を残す。
「俺のもの」
大きく喘ぐ度に、赤く染まった目尻に涙が滲む。
「。。信じられない」
清寿は片足で勢いをつけて、抱き合ったまま体勢を逆転させた。
「笑太君の“ここ”に居るのは僕じゃなくて別の誰かでしょう?だから、一番好きだなんて信じてあげない」
上半身を起こし俺の上に跨ると綺麗な笑顔で見下ろして、人差し指でこちらの左胸を数回つついてそう云った。
お前の心の奥にも別の人が居るから。
そしてその人は、生きていて、傍に居るから。
現在進行形で好きになってゆくこの気持ちが伝わらないのが歯痒くて上手く呼吸(いき)が出来なくて、無様に足掻く。
「今日が何の日か、分かってんだろ?」
薄い臀部を掴み下から楔を打ち込んで、しなやかに反った背中に手を添わせて最奥まで侵す。
「しってる。。っ」
艶めかしく腰を揺らしながら、俺を見詰めて淡く笑った。
「笑太くんのおたんじょおび。ね?おめでとぉ」
間延びした声が甘ったるく耳の中を転がる。
「今夜一緒に居てくれって云った意味は?」
清寿は動きを緩め下唇を軽く噛んだ。
「多分。。分かってる。。」
そう短く呟いて、不機嫌そうに閉じてみせた俺の口元に口を寄せてきた。
それを唇で受け止めて、こじ開けて、舌を絡め取る。
「お前が欲しい」
涙で溺れた紫の瞳が焦点を失う。
「シたい時にスルだけの関係じゃなくて。。」
「止めて。。っ!」
叫ぶと同時に絶頂に達した清寿の先端から放たれた熱が、腹上をぬるりと濡らした。
「ごめ。。でも、もう云わないで」
申し訳なさそうに身を縮めると中がキツく締まって、切なさが増す。
「お誕生日なのに僕。。笑太君が欲しいものはあげられない。。」
身体だけの繋がりならば滅茶苦茶にしてしまいたい。
破滅的な衝動に突き動かされて、細い腰を責め苛む。
「や。。激しっ。。やめ。。お願い!イッちゃう。。うぅっ」
他の男の名前が呼べないように、声が涸れるまで啼かせてやる。
「しょお。。くん。。!笑太くんっ!!」
ぐにゃりと落ちてきた清寿を抱き留めて、気を失っている横顔にくちづける。
「さんきゅ」
ベッドの上に降ろした身体を中心にして、長く伸びた藍色の髪と白いシーツの皺が波紋の様に広がった。
片手でその波を乱してから、頬を撫でる。
「今はこれだけで充分」
お前があの人以外の名前を呼びながら果てたのは今夜が初めてだから。
「もう溺れてる。俺も。。お前も」
―End―
「溺れる」
うつ伏せに寝転んでいた清寿がほんの少し顔を上げて、こちらを見た。
「何に?」
白いシーツに寄った大きな皺の向こうで背中が揺れて、肩甲骨の上を毛布が滑り落ちる。
それが泳いでいるかのように見えた。
「お前に」
乾いた笑い声をあげると組んだ腕に頭を乗せて目を細め、笑っているのか泣きそうなのか曖昧な表情をした。
「そんなの。。一番好きな人にだけ云ってあげて」
シーツの上に伏せた顔を覆い隠すように広がった髪を、手を伸ばして一筋掬い上げて軽く引く。
「こっち向いて」
片目だけ枕の上に覗かせて小さく肩を竦めるとゆっくり身体の向きを変えて、大きめの枕に顔を半分埋めたままにこっと笑って見せた。
「向いたよ?」
笑みの形の唇に指で触れると、その手を包むように両手が添えられて、指先にくちづけが降る。
「一番好きだ。って云っても信じてくれない?」
伸び上がるように唇を重ねて離し、問うてから顎から首筋に唇で触れて行き鎖骨の上に淡い印を付ける。
「う。。ん」
答えを濁したまま黙った清寿の胸の突起を片方づつ舌先で転がし軽く歯を立てると、腹の傷痕を弄んでいた手に手のひらが重ねられて、上から強く握ってきた。
「。。っ!」
舌先で腹筋をなぞると、息を感じただけで身体が鋭く震えた。
「いい反応」
横から覆い被さるようにして仰向かせ、一番敏感な部分にくちづける。
「。。んっ」
唇と舌と指で愛撫を続けながら内腿の付け根を強く吸って、ここにも印を残す。
「俺のもの」
大きく喘ぐ度に、赤く染まった目尻に涙が滲む。
「。。信じられない」
清寿は片足で勢いをつけて、抱き合ったまま体勢を逆転させた。
「笑太君の“ここ”に居るのは僕じゃなくて別の誰かでしょう?だから、一番好きだなんて信じてあげない」
上半身を起こし俺の上に跨ると綺麗な笑顔で見下ろして、人差し指でこちらの左胸を数回つついてそう云った。
お前の心の奥にも別の人が居るから。
そしてその人は、生きていて、傍に居るから。
現在進行形で好きになってゆくこの気持ちが伝わらないのが歯痒くて上手く呼吸(いき)が出来なくて、無様に足掻く。
「今日が何の日か、分かってんだろ?」
薄い臀部を掴み下から楔を打ち込んで、しなやかに反った背中に手を添わせて最奥まで侵す。
「しってる。。っ」
艶めかしく腰を揺らしながら、俺を見詰めて淡く笑った。
「笑太くんのおたんじょおび。ね?おめでとぉ」
間延びした声が甘ったるく耳の中を転がる。
「今夜一緒に居てくれって云った意味は?」
清寿は動きを緩め下唇を軽く噛んだ。
「多分。。分かってる。。」
そう短く呟いて、不機嫌そうに閉じてみせた俺の口元に口を寄せてきた。
それを唇で受け止めて、こじ開けて、舌を絡め取る。
「お前が欲しい」
涙で溺れた紫の瞳が焦点を失う。
「シたい時にスルだけの関係じゃなくて。。」
「止めて。。っ!」
叫ぶと同時に絶頂に達した清寿の先端から放たれた熱が、腹上をぬるりと濡らした。
「ごめ。。でも、もう云わないで」
申し訳なさそうに身を縮めると中がキツく締まって、切なさが増す。
「お誕生日なのに僕。。笑太君が欲しいものはあげられない。。」
身体だけの繋がりならば滅茶苦茶にしてしまいたい。
破滅的な衝動に突き動かされて、細い腰を責め苛む。
「や。。激しっ。。やめ。。お願い!イッちゃう。。うぅっ」
他の男の名前が呼べないように、声が涸れるまで啼かせてやる。
「しょお。。くん。。!笑太くんっ!!」
ぐにゃりと落ちてきた清寿を抱き留めて、気を失っている横顔にくちづける。
「さんきゅ」
ベッドの上に降ろした身体を中心にして、長く伸びた藍色の髪と白いシーツの皺が波紋の様に広がった。
片手でその波を乱してから、頬を撫でる。
「今はこれだけで充分」
お前があの人以外の名前を呼びながら果てたのは今夜が初めてだから。
「もう溺れてる。俺も。。お前も」
―End―
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