HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
お題『ペディキュア』
- 2009/12/02 (Wed) |
- Novel-Title- |
- CM(2) |
- Edit |
- ▲Top
Harry様よりいただいたお題『ペディキュア』。
御子柴×式部。ちょい甘?←
ご期待やご想像を裏切った気はしますが、
意外に似合うんじゃないかな。。と思って。
この色にしたのは完全に乾の趣味です(笑
もうひとつのリクエストにも近々お答え出来るかと。
今しばらくお待ち下さい。。
御子柴×式部。ちょい甘?←
ご期待やご想像を裏切った気はしますが、
意外に似合うんじゃないかな。。と思って。
この色にしたのは完全に乾の趣味です(笑
もうひとつのリクエストにも近々お答え出来るかと。
今しばらくお待ち下さい。。
―Tactical Error―
「ん。。。」
「あ」
笑太君が寝返りを打つと布団がほとんど持って行かれて目が覚める。
最近、朝はいつもこんな感じ。
「はぁ。。。ぁ」
掛け布団だけでも別々にしようと云ったら、それはイヤだと拒否された。
「なんで?」
「ダメ」
どうして駄目なんだろう。。。
元々眠りが浅い僕にとってはかなり深刻な問題なんだよ。
横になったら直ぐに眠れて朝までぐっすりの笑太君とは違うんだから。
「でも寒くなってきたら風邪ひきそうになるし。。笑太君の寝相は直しようが無いし。。。」
新聞から目を離さない笑太君に、コーヒーを入れたカップを手渡す。
「布団なんてそんな何枚も要らないだろ?」
実はこの話、今初めてしている訳では無い。
切り出す度になんだかんだと理由をつけられて先に進まない。
「夜寝かせて貰えなくて朝早く起こされるのは結構ツラいんだよ」
煽ってみたけれど聞いていないフリをされて、今までと同じくキスで誤魔化されてしまった。
そして今朝も、同じ目覚め。
あまりに早く起こされたから、時間を持て余した。
「~。。。っ!」
何回も起こしてやっと歯を磨きに行った笑太君が洗面所で叫んだ。
「わっ。。。!?何してんだ清寿っ!!」
「可愛く塗れてるでしょ?」
僕の笑顔にぐっと詰まって、口をへの字に結ぶ。
「これ。。。っ!」
「ペディキュア」
「そんな事訊いてんじゃねぇよ」
ワイヤーで爪を傷めるから、僕は手の指にマニキュアを塗っている。
透明でツヤの無いタイプのを使っているけれどどれがいいのか分からなくて、第二部隊に相談したらいろんな種類のをプレゼントしてくれた。
中にはこんなの付けられないよというような鮮やかな色のがあって、どうしようかと思っていたんだ。
「今朝蹴られたから」
本当は寝返りを打つ時にちょこっと足先が掠ったくらいだけど、大袈裟に云ってみる。
「ん~。。。参ったな」
藍川隊長が僕に、絶対に似合うから!とくれたひまわりみたいな黄色のマニキュアを塗られた足の爪を見詰めながら、笑太君が唸っている。
「ほらアレ。。。これ取るヤツは?」
ふふっ、と、笑って返す。
「掛け布団。別々にしてもいい?」
眉間に縦皺を寄せた、嫌そうな表情(かお)もセクシーだね。
「。。。分かったよ」
やった!!
今回は僕の作戦勝ち。
「じゃ今日仕事が終わったら布団と除光液、買いに行こ!」
「まさか。。。」
「今うちに無いんだ、マニキュア落とすの」
折角だから今日一日はそのままで居て貰うよ。
「ったく全部云わせんのかよ。。。」
笑太君はひとつ溜め息をつくと、呆れたように笑った。
「お前の肌ひやっとしてるから、終わった後抱っこして眠ると気持ち良くて好きなんだ」
。。。それ今云うの、ズルくない?
―End―
「ん。。。」
「あ」
笑太君が寝返りを打つと布団がほとんど持って行かれて目が覚める。
最近、朝はいつもこんな感じ。
「はぁ。。。ぁ」
掛け布団だけでも別々にしようと云ったら、それはイヤだと拒否された。
「なんで?」
「ダメ」
どうして駄目なんだろう。。。
元々眠りが浅い僕にとってはかなり深刻な問題なんだよ。
横になったら直ぐに眠れて朝までぐっすりの笑太君とは違うんだから。
「でも寒くなってきたら風邪ひきそうになるし。。笑太君の寝相は直しようが無いし。。。」
新聞から目を離さない笑太君に、コーヒーを入れたカップを手渡す。
「布団なんてそんな何枚も要らないだろ?」
実はこの話、今初めてしている訳では無い。
切り出す度になんだかんだと理由をつけられて先に進まない。
「夜寝かせて貰えなくて朝早く起こされるのは結構ツラいんだよ」
煽ってみたけれど聞いていないフリをされて、今までと同じくキスで誤魔化されてしまった。
そして今朝も、同じ目覚め。
あまりに早く起こされたから、時間を持て余した。
「~。。。っ!」
何回も起こしてやっと歯を磨きに行った笑太君が洗面所で叫んだ。
「わっ。。。!?何してんだ清寿っ!!」
「可愛く塗れてるでしょ?」
僕の笑顔にぐっと詰まって、口をへの字に結ぶ。
「これ。。。っ!」
「ペディキュア」
「そんな事訊いてんじゃねぇよ」
ワイヤーで爪を傷めるから、僕は手の指にマニキュアを塗っている。
透明でツヤの無いタイプのを使っているけれどどれがいいのか分からなくて、第二部隊に相談したらいろんな種類のをプレゼントしてくれた。
中にはこんなの付けられないよというような鮮やかな色のがあって、どうしようかと思っていたんだ。
「今朝蹴られたから」
本当は寝返りを打つ時にちょこっと足先が掠ったくらいだけど、大袈裟に云ってみる。
「ん~。。。参ったな」
藍川隊長が僕に、絶対に似合うから!とくれたひまわりみたいな黄色のマニキュアを塗られた足の爪を見詰めながら、笑太君が唸っている。
「ほらアレ。。。これ取るヤツは?」
ふふっ、と、笑って返す。
「掛け布団。別々にしてもいい?」
眉間に縦皺を寄せた、嫌そうな表情(かお)もセクシーだね。
「。。。分かったよ」
やった!!
今回は僕の作戦勝ち。
「じゃ今日仕事が終わったら布団と除光液、買いに行こ!」
「まさか。。。」
「今うちに無いんだ、マニキュア落とすの」
折角だから今日一日はそのままで居て貰うよ。
「ったく全部云わせんのかよ。。。」
笑太君はひとつ溜め息をつくと、呆れたように笑った。
「お前の肌ひやっとしてるから、終わった後抱っこして眠ると気持ち良くて好きなんだ」
。。。それ今云うの、ズルくない?
―End―
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COMMENT
無題
可愛い作品 有難うございますぅ~
感激です。
清寿は寒色系のイメージだったので、確かに予想外の色でしたが、本当に案外黄色って似合いそうです(^~^)
いたずらされてる事に気付かずに、夢の中であろう笑太。。。何かツボです~
リク作UP有難うがざいましたぁ
ひまわり色♪
気に入っていただけたようで安心しました~
確かに清寿が自分で選ぶと寒色系になりそうですが、蘭美さんが選ぶなら明るい色にしそうかなぁ。。と思ったのです。
そして笑太には赤系じゃなくてキュ~トな色を塗ってみたかったのですよ。
似合いそうでしょ?
笑太逆襲編も書きたくなってきました←