HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
Liar Game。。
- 2011/09/24 (Sat) |
- Novel-御子式- |
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清寿の誕生日の話annex Ver.
御子柴×式部。R18(厳守)
三上×式部←御子柴前提。
まだ羽沙希入隊前という設定。
笑太はまだ珠緒と同居中。
桜澤×御子柴前提でもあって。。
笑太の想い人が珠緒という清寿の誤解と、
それを今ひとつ分かっていない笑太。
三上さんと相思相愛でありながら、
笑太と割り切った関係を続ける清寿。
寂しい者同士が不器用に寄り添う。
そんなある夜の話です。
本館の誕生日の話がHAPPYだったので
(あれでも?!のツッコミ不可で。。笑)
こちらは悲恋要素これでもか!な話で。
キラキラな話も好きなんですけどね~。。
暗めな話ですみません。
御子柴×式部。R18(厳守)
三上×式部←御子柴前提。
まだ羽沙希入隊前という設定。
笑太はまだ珠緒と同居中。
桜澤×御子柴前提でもあって。。
笑太の想い人が珠緒という清寿の誤解と、
それを今ひとつ分かっていない笑太。
三上さんと相思相愛でありながら、
笑太と割り切った関係を続ける清寿。
寂しい者同士が不器用に寄り添う。
そんなある夜の話です。
本館の誕生日の話がHAPPYだったので
(あれでも?!のツッコミ不可で。。笑)
こちらは悲恋要素これでもか!な話で。
キラキラな話も好きなんですけどね~。。
暗めな話ですみません。
―Liar Game―
「ルールが必要なんだよ、ゲームには」
ベッドの上に身体を起こし俺に背を向けてペタンと座り、先にシャワーをどうぞ、と云って笑う唇。
一緒に浴びようと誘いながら腰から前に這わせた手をピシャリと叩かれると同時に太腿を閉じられて、苦笑する。
「ゲームって事は、俺とは遊び、って事か」
肩越しに求めたくちづけも、唇に届く前に拒まれる。
「遊びじゃない。けど、本気でもない」
横顔を隠すように、髪がサラサラと、流れ落ちて。
冷たい口調で清寿は突き放すように云う。
「それが最初からの約束、だったでしょ?笑太君」
背骨に沿ってくちづけて、肩甲骨の辺縁を舌先で舐って、脇腹から腿の側面を緩やかに撫でる。
その度に小さく震える身体と、我慢し切れず漏れる吐息。
「約束『だった』。。過去形?」
高まってゆく欲情を悟られまいと耐える様子を見て、清寿が余計に欲しくなる。
「今日泊めて」
僅かに出来た両腿の隙間から片手を潜り込ませ、先刻までの交わりと新たに与えられている刺激で濡れている部分をまさぐる。
「やっ。。笑太君、だめ。。っ」
短く途切れる呼吸(いき)が拒絶の筈は無い。
後ろから触れている俺の方の変化も伝わっているのならば尚更。
「泊まるって。。同居人さん。。には?」
俺の手の中で清寿の欲望が張り詰めて、白濁を零す。
「くぅ。。んっ」
切なく啼いた頬に涙の跡が残って、荒い息を繰り返す肩を抱く。
「タマは。。同居人は仕事で、多分今夜も帰って来れない」
そう答えて背後から包み込むように身体を密着させて、
「何日も帰ってきてないの?だから?。。僕は、同居人さんの代わり?」
首筋にくちづけ続けて、力が抜けた足を少しづつ開かせる。
「代わりじゃない。清寿は清寿だ」
喘ぐ声は甘く、赤く染まった頬と細められた目で切なく悶えて、口元を開いては泣きそうな顔をして唇を噛み、息を詰める。
「お前こそ誰かの代わりじゃなく、俺を見て」
ビクンッと跳ねた身体の、上気した肌に刻まれた特刑の処刑隊員であるという証が艶めかしく浮かぶ。
「でも僕には。。」
赤い十字架の入れ墨。
血に塗れたような色合いのそれを他人に見られるのを清寿は嫌がる。
「 笑太君よりも好きな人が居て 」
「『笑太君よりも好きな人が居て』」
俺にもある、生涯逃れられない運命を背負った、呪われた印。
その上を撫でて、誓いを捧げるように口元を寄せる。
「知ってる。だから俺との関係は『ゲーム』。特に今日は。。」
今日は絶対にキスをしない。
清寿が改めて云い出した期日限定の特別なルール。
だから誘うように濡れている紅い唇に、今夜はまだ一度も触れていない。
「大事な日に2人きりで会えなくても隠れてキスして貰うことくらい出来るもんな?」
昼休みに僅かの時間所在不明になって赤い顔をして戻ってきたあの時に。
「。。して貰えなかったんだ。忙しくて。会えなくて」
えっ?と訊き返す間もなく重ねられた唇が何度も何度も角度を変えてくちづけを求めてきた。
「笑太君をあの人の代わりにしたくなくて、絶対にキスしない、って約束させたのに自分で破るような最低なヤツ、嫌いになった方がいい」
手を突っ張って俺から離れ、ベッドから下りようとした身体を抱き寄せる。
「代わりに云ってやる。目ぇ瞑って」
「いいよ!やめ。。」
視界の端に見える監視カメラの赤い光点を意識して、声を殺して囁く。
「誕生日おめでとう、清寿」
「。。笑うな」
腕の中で震えているのが笑っているからではないと分かっていても。
他にどう云えば顔を上げてくれるか、思い付かなかった。
―End―
「ルールが必要なんだよ、ゲームには」
ベッドの上に身体を起こし俺に背を向けてペタンと座り、先にシャワーをどうぞ、と云って笑う唇。
一緒に浴びようと誘いながら腰から前に這わせた手をピシャリと叩かれると同時に太腿を閉じられて、苦笑する。
「ゲームって事は、俺とは遊び、って事か」
肩越しに求めたくちづけも、唇に届く前に拒まれる。
「遊びじゃない。けど、本気でもない」
横顔を隠すように、髪がサラサラと、流れ落ちて。
冷たい口調で清寿は突き放すように云う。
「それが最初からの約束、だったでしょ?笑太君」
背骨に沿ってくちづけて、肩甲骨の辺縁を舌先で舐って、脇腹から腿の側面を緩やかに撫でる。
その度に小さく震える身体と、我慢し切れず漏れる吐息。
「約束『だった』。。過去形?」
高まってゆく欲情を悟られまいと耐える様子を見て、清寿が余計に欲しくなる。
「今日泊めて」
僅かに出来た両腿の隙間から片手を潜り込ませ、先刻までの交わりと新たに与えられている刺激で濡れている部分をまさぐる。
「やっ。。笑太君、だめ。。っ」
短く途切れる呼吸(いき)が拒絶の筈は無い。
後ろから触れている俺の方の変化も伝わっているのならば尚更。
「泊まるって。。同居人さん。。には?」
俺の手の中で清寿の欲望が張り詰めて、白濁を零す。
「くぅ。。んっ」
切なく啼いた頬に涙の跡が残って、荒い息を繰り返す肩を抱く。
「タマは。。同居人は仕事で、多分今夜も帰って来れない」
そう答えて背後から包み込むように身体を密着させて、
「何日も帰ってきてないの?だから?。。僕は、同居人さんの代わり?」
首筋にくちづけ続けて、力が抜けた足を少しづつ開かせる。
「代わりじゃない。清寿は清寿だ」
喘ぐ声は甘く、赤く染まった頬と細められた目で切なく悶えて、口元を開いては泣きそうな顔をして唇を噛み、息を詰める。
「お前こそ誰かの代わりじゃなく、俺を見て」
ビクンッと跳ねた身体の、上気した肌に刻まれた特刑の処刑隊員であるという証が艶めかしく浮かぶ。
「でも僕には。。」
赤い十字架の入れ墨。
血に塗れたような色合いのそれを他人に見られるのを清寿は嫌がる。
「 笑太君よりも好きな人が居て 」
「『笑太君よりも好きな人が居て』」
俺にもある、生涯逃れられない運命を背負った、呪われた印。
その上を撫でて、誓いを捧げるように口元を寄せる。
「知ってる。だから俺との関係は『ゲーム』。特に今日は。。」
今日は絶対にキスをしない。
清寿が改めて云い出した期日限定の特別なルール。
だから誘うように濡れている紅い唇に、今夜はまだ一度も触れていない。
「大事な日に2人きりで会えなくても隠れてキスして貰うことくらい出来るもんな?」
昼休みに僅かの時間所在不明になって赤い顔をして戻ってきたあの時に。
「。。して貰えなかったんだ。忙しくて。会えなくて」
えっ?と訊き返す間もなく重ねられた唇が何度も何度も角度を変えてくちづけを求めてきた。
「笑太君をあの人の代わりにしたくなくて、絶対にキスしない、って約束させたのに自分で破るような最低なヤツ、嫌いになった方がいい」
手を突っ張って俺から離れ、ベッドから下りようとした身体を抱き寄せる。
「代わりに云ってやる。目ぇ瞑って」
「いいよ!やめ。。」
視界の端に見える監視カメラの赤い光点を意識して、声を殺して囁く。
「誕生日おめでとう、清寿」
「。。笑うな」
腕の中で震えているのが笑っているからではないと分かっていても。
他にどう云えば顔を上げてくれるか、思い付かなかった。
―End―
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