HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
聖なる夜に貴方を待って。。
- 2011/12/31 (Sat) |
- Novel-五十璃- |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
五十嵐×上條。R18。
大変遅くなりましたが。。
クリスマス当日の夜中という設定で、
追う側の五十嵐が待たれる側になる話。
恋愛も慣れていなくてぎこちない璃宮と、
遊びなら慣れていても本気に弱い五十嵐。
歩み寄るのもゆっくりと。。
大晦日に聖夜の話で申し訳ありません。
これが2011年最後の更新となります。
どうもありがとうございました!
また来年もどうぞよろしくお願いします。
大変遅くなりましたが。。
クリスマス当日の夜中という設定で、
追う側の五十嵐が待たれる側になる話。
恋愛も慣れていなくてぎこちない璃宮と、
遊びなら慣れていても本気に弱い五十嵐。
歩み寄るのもゆっくりと。。
大晦日に聖夜の話で申し訳ありません。
これが2011年最後の更新となります。
どうもありがとうございました!
また来年もどうぞよろしくお願いします。
―Silent Night―
「おや、どーした?殺気ダダ漏れだぞ」
真っ暗な部屋に気配だけがして、手探りでライトを点けるとソファの上で体を丸めていた璃宮が眩しそうに眉をしかめた。
テーブルの上にはワインの瓶が転がり、空になったグラスと、赤ワインが注がれたままのグラスが並んでいる。
「お疲れ様です、五十嵐課長。今一体何時ですか?」
その一言でヘソを曲げているのは分かった。
「深夜3時少し回ったところだな」
腕時計を見て答え、持っていた荷物をそのワイングラスの横へ置き璃宮の居るソファに腰掛けようとすると、背を伸ばして腰を横へズラし俺が座れるだけのスペースを作ってくれた。
「1人で全部飲んじまったのか?」
淡く赤みの残る瞼に指を近付けると、やっと目を開いて呆れた顔で俺を見た。
「アンタの分残してあるの、見えない?」
「やっぱりこれ俺のか」
ワインが入っている方のグラスへ手に伸ばすと、璃宮は太い息を吐いた。
「ずーっと放っておいたから常温になってるし、酸化して美味しくなくなってる。そんなの飲まない方がいい」
「ふ~ん。ずっと待っててくれたのか。今日定時に上がってたもんな」
頬にサッと朱の色が差す。
「そんな事云ってない」
「そう云ってるのと同じだよ」
顎を掴むとむずがる様に首をすくめた璃宮の唇に自分の唇を押し当てて舌で歯列を舐めて開かせる。
上半身を捻って上から覆い被さって、深く深くくちづける。
離れてしばらく瞼を伏せたままぼーっとしている顔を見つめてから、首筋に顔を埋める。
「キスだけでイクなよ」
「イッてなんかないよ!」
ムキになって身体を起こそうとするのを押さえ付け、来ていたシャツを捲り上げて臍から下へ、手を滑らせる。
「ああ確かに、まだ、なんだな。こんなに窮屈そうにして」
前のファスナーを開いて外へと導くと、張り詰めた先端から蜜が漏れていた。
「待ってる間にひとりでした?」
「な、に。。?!してないよ!」
「俺のことを思ってしてました、って白状しても怒らないぞ」
「だからしてないって!!酔っ払ってんの?ヒゲ痛いから剃ってきて」
「酔ってるのは璃宮の方だ」
両肩に手を掛けられたので押し退けられるのかと思い身構えたがその後何もせず、ただずっと下から見上げている。
真っ青な瞳と、澄んだ緑の瞳。
その瞳(め)は同じものが視えているのだろうか?
「ひとりならひとりの方がいい。誰かを待っている方が孤独だと知った」
視え方が違ったとしても、今その目に映っているのは俺だけだ。
「そんな孤独は要らない?」
訊きながら敏感なところを撫でると、あっ、と小さく反応して微かな吐息が漏れた。咽喉を反らせたその表情が色っぽくて可愛くて、
拒まれているのではない、という確信を持った。
「戻ってきてくれればいい。先刻そう思った。。」
珍しく素直だと思ったら云い終えてすぐに、ぷいっ、と横を向いてしまった。
「ただいま」
それにここ俺んちだしな、と、心の中で呟いて苦笑する。
「遅いよ」
「じゃあどう云えばご機嫌が直る?」
「機嫌なんか悪くない」
するりと裸にして抱き締めると最初だけじたばたしてみせて、やがて大人しく身を委ねてきた。
「昨日は前夜で今日が当日。今日お祝いする方が正しいんじゃないか?」
「。。それ強引。というか傲慢!」
ねだるみたいに腰を揺らして、璃宮が云う。
背中を掴む手は意識していない筈なのに誘っているように這い回り、ただ一緒に気持ち良くなれればいいと尽くしてしまう。
「メリークリスマス。璃宮」
びくっ、と鋭く震えて。
放たれたものを掬い取って後孔を湿らせる。
「プレゼントも買ってある。後で渡すからな」
困った表情(かお)をしなくてもいい。
お前がここで俺を待っていてくれたことがクリスマスプレゼントを貰うよりずっと嬉しいよ、と、耳朶にくちづけて囁いた。
―End―
「おや、どーした?殺気ダダ漏れだぞ」
真っ暗な部屋に気配だけがして、手探りでライトを点けるとソファの上で体を丸めていた璃宮が眩しそうに眉をしかめた。
テーブルの上にはワインの瓶が転がり、空になったグラスと、赤ワインが注がれたままのグラスが並んでいる。
「お疲れ様です、五十嵐課長。今一体何時ですか?」
その一言でヘソを曲げているのは分かった。
「深夜3時少し回ったところだな」
腕時計を見て答え、持っていた荷物をそのワイングラスの横へ置き璃宮の居るソファに腰掛けようとすると、背を伸ばして腰を横へズラし俺が座れるだけのスペースを作ってくれた。
「1人で全部飲んじまったのか?」
淡く赤みの残る瞼に指を近付けると、やっと目を開いて呆れた顔で俺を見た。
「アンタの分残してあるの、見えない?」
「やっぱりこれ俺のか」
ワインが入っている方のグラスへ手に伸ばすと、璃宮は太い息を吐いた。
「ずーっと放っておいたから常温になってるし、酸化して美味しくなくなってる。そんなの飲まない方がいい」
「ふ~ん。ずっと待っててくれたのか。今日定時に上がってたもんな」
頬にサッと朱の色が差す。
「そんな事云ってない」
「そう云ってるのと同じだよ」
顎を掴むとむずがる様に首をすくめた璃宮の唇に自分の唇を押し当てて舌で歯列を舐めて開かせる。
上半身を捻って上から覆い被さって、深く深くくちづける。
離れてしばらく瞼を伏せたままぼーっとしている顔を見つめてから、首筋に顔を埋める。
「キスだけでイクなよ」
「イッてなんかないよ!」
ムキになって身体を起こそうとするのを押さえ付け、来ていたシャツを捲り上げて臍から下へ、手を滑らせる。
「ああ確かに、まだ、なんだな。こんなに窮屈そうにして」
前のファスナーを開いて外へと導くと、張り詰めた先端から蜜が漏れていた。
「待ってる間にひとりでした?」
「な、に。。?!してないよ!」
「俺のことを思ってしてました、って白状しても怒らないぞ」
「だからしてないって!!酔っ払ってんの?ヒゲ痛いから剃ってきて」
「酔ってるのは璃宮の方だ」
両肩に手を掛けられたので押し退けられるのかと思い身構えたがその後何もせず、ただずっと下から見上げている。
真っ青な瞳と、澄んだ緑の瞳。
その瞳(め)は同じものが視えているのだろうか?
「ひとりならひとりの方がいい。誰かを待っている方が孤独だと知った」
視え方が違ったとしても、今その目に映っているのは俺だけだ。
「そんな孤独は要らない?」
訊きながら敏感なところを撫でると、あっ、と小さく反応して微かな吐息が漏れた。咽喉を反らせたその表情が色っぽくて可愛くて、
拒まれているのではない、という確信を持った。
「戻ってきてくれればいい。先刻そう思った。。」
珍しく素直だと思ったら云い終えてすぐに、ぷいっ、と横を向いてしまった。
「ただいま」
それにここ俺んちだしな、と、心の中で呟いて苦笑する。
「遅いよ」
「じゃあどう云えばご機嫌が直る?」
「機嫌なんか悪くない」
するりと裸にして抱き締めると最初だけじたばたしてみせて、やがて大人しく身を委ねてきた。
「昨日は前夜で今日が当日。今日お祝いする方が正しいんじゃないか?」
「。。それ強引。というか傲慢!」
ねだるみたいに腰を揺らして、璃宮が云う。
背中を掴む手は意識していない筈なのに誘っているように這い回り、ただ一緒に気持ち良くなれればいいと尽くしてしまう。
「メリークリスマス。璃宮」
びくっ、と鋭く震えて。
放たれたものを掬い取って後孔を湿らせる。
「プレゼントも買ってある。後で渡すからな」
困った表情(かお)をしなくてもいい。
お前がここで俺を待っていてくれたことがクリスマスプレゼントを貰うよりずっと嬉しいよ、と、耳朶にくちづけて囁いた。
―End―
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