HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
春の宵は甘い囁き。。
- 2012/04/19 (Thu) |
- Novel-五十璃- |
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五十嵐×璃宮。R18(厳守)
璃宮の誕生日の夜、
20歳になったという設定で。
一枚も二枚も上手の大人な五十嵐と、
背伸びしたい盛りの璃宮の話。
このふたりはこんな風にだらだらと喋りながら。。
という感じが合うかな等と勝手に思ってみたり。
だからか台詞が多めに。。
詳細はご想像にお任せします(笑)
璃宮の誕生日の夜、
20歳になったという設定で。
一枚も二枚も上手の大人な五十嵐と、
背伸びしたい盛りの璃宮の話。
このふたりはこんな風にだらだらと喋りながら。。
という感じが合うかな等と勝手に思ってみたり。
だからか台詞が多めに。。
詳細はご想像にお任せします(笑)
― With a sigh ―
これからっていう、こんなタイミングで着信があったら、五十嵐が隠し部屋だと云うここも監視(み)られているんじゃないかって勘繰りたくなる。
「はい?」
こちらのケータイには滅多に着信が来ることは無いけれどもえっちをする時にも電源を切ってくれないし、出る時はいつも名乗らず不機嫌そうにそう云うだけだ。
「あぁっ?今どこに居るかって?!プライベートだ、プライベート」
古臭い二つ折りの携帯電話は最新機種よりも探知され難いし個人情報が漏れ難く盗聴され辛いからと、職場から支給されているケータイは数年前から機種変更されていない。
「そんなことより要件を先に」
懸命に何かを伝えようとしている相手の声が聴こえるくらいに顔を近付けてきて、耳にだけケータイを当てて口からは離すように持ってキスしてくる。
そんなことをしたら唇を吸い合う音や舌を絡める音まで向こうまで聞こえてしまいそうで、顔を横に逸らすと顎を手で押さえ込まれた。
「うん。で?」
ケータイを持ち直して相手へ先を促すように云ってから、また口元から離してニヤリと笑うとさっきよりも激しく唇を重ねられて、抵抗するのは逆効果だと思い知らされる。
飛びそうになるくらい深くて巧いキスに思わず漏れてしまいそうな深い吐息を必死に抑えて、顎を固定している手の手首に自分の指を絡めるのがやっと。しかもそれすらも嬉しそうに薄笑いを浮かべた唇で爪先に触れられた時、背筋をゾクリと予兆が走る。
「ふ~ん。。で?俺に戻って来いと?」
云い捨てるような言葉の後で重ねてきた唇で声を封じられたまま、太腿の内側の、一番敏感になっている所を撫で上げられた。
「。。。?!」
隠そうとしても欲望の中心を捕えられてしまえばあとは五十嵐のペース。
愛撫される前から痛いほどに張り詰め、先走りを溢れさせる。
でも、まだ、電話の向こうの声は途切れない。
それに対して時々冷静な声で相槌を返したりケータイを持ちかえたりしながら僕を弄んでいるから、ケータイまで濡れて。。汚れて。
それを拭おうと伸ばした手もやんわりと押さえつけられ、ふりほどいて首の後ろへ回す。
「分かった、分かった!すぐに、じゃなくていいんだろ?少し眠らせてくれよ。もう一週間以上まともに寝てないから限界だ。今すぐ戻っても使い物にならねぇから、な!」
良く云う。。
寝るどころかする気満々に見えるけど?
「了解。残りは後で聞く」
耳から離して、相手が通話を切るのを待ってから忌々しそうにケータイを枕元へ投げ捨てた。
「この部屋にも有るんじゃないの?監視カメラ」
「無い無い、絶対に無い。ここへ来る途中までは追えても居場所が特定出来なかったからあっちの電話に掛けてきたんだ」
「。。戻るの?」
「ああ。無理矢理時間を作ってきたからな、仕方ない」
「忙しいなら無理しなくていいのに」
僕を見つめる瞳が少しだけ曇った。
「。。またしばらく会えないんだね。。」
今日だって何ヶ月振りの夜だろう。
毎日顔を合わせていたって今まで通りに憎まれ口をきいて任務へ行って、帰ってきて嫌味を云うだけ。ただ、それだけ。。
「璃宮、どうした?」
「何が?」
「いや。ヤケに素直だからさ」
早く欲しいのに五十嵐は焦らすように手を弛め、舌先で首筋を舐め下ろして胸の突起を甘く噛んで、舌で転がす。そんな前戯はもう要らないとばかりに僕は腰を押し付けて揺らし、ねだる。
「戻るんならこのまま放っていかないでちゃんと最後までしてってよね!」
精一杯力を込めて睨んで云ってから目を閉じて、充分に張り詰め硬くなっている五十嵐の茎を自分で中へと導いた。
「ごめんな」
謝って欲しいんじゃない。。
「聞いてただろ?すぐには行かない。や、行けない。今夜は特別だから」
瞼を閉じていると視覚以外の感覚が鋭くなって、身体の奥で五十嵐の形と突き上げて引く動きを感じながら、徐々に荒くなる息遣いと合間にされるキスとで云われた言葉の意味すら考えられなくなってゆく。
ただ目の前にある首にしがみついて呼吸(いき)を荒げ、どさくさ紛れに、僕の傍から居なくならないで、とか、この腕を離さないで、とか。色々叫んだような記憶もあるけどその度に頭を撫でてくれたのが。。嬉しかった。
でも相当疲れていたのか終わると事切れたように寝てしまって、覆い被さってきた身体の下からなんとか這い出したら僕も眠ってしまった。
「ねぇ!大分時間経っちゃってるよ。大丈夫?」
まだ暗いうちに目を覚ましたから慌てて、隣で鼾をかいている五十嵐を揺り起こす。
「あ~。。ん?日付、変わったか?」
「もうとっくに」
答えた途端押え込まれるように抱き締められ、驚いて腕の中でもがく。
「なにっ。。!?」
「誕生日だな。おめでとう」
腕の力を抜いてのっそりと起き上がると五十嵐が笑った。
「なんて表情(かお)してる?今日誕生日だろ、璃宮?」
「だから“今夜は特別”。。?」
「なんだ、聴こえてたか。半分飛んでたから聞かれなかったと思ったのに」
声を上げて笑うと、頬と額に、ちゅっ、と音を立ててキスをしてくれて、布団から抜け出て行った。
「シャワー浴びるの?」
「一緒に入るか?」
こちらへ向かって差し出された手を取って、引っ張られて身体を起こす。
「戻れなくなっちゃうかもよ」
「それならそれで、上手い云い訳を考えるよ」
微笑まれて、呆れた笑みを返し、指を絡め引き寄せあってキスをする。
「あの、誕生日だからひとつお願いがあるんだけど。。」
「ん?なんだ?」
「もう子供扱いはしないで」
そこでお腹を抱えて笑うのは失礼じゃないかと思うけれど。
今日は特別の日だから許すことにする。
―End―
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