HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
Shining over you。。
- 2010/09/19 (Sun) |
- Novel-三上式- |
- CM(0) |
- Edit |
- ▲Top
三上×式部。ビミョーにR18。
清寿の誕生日の夜の話。。
前作の続編です。
実はその前から数話続いていたり(汗
合わせてお読み頂けたら設定が分り易いかと。。
このCPが好きと云って下さる方々へ、
ベタベタに甘くて優しい話を捧げます。
清寿の誕生日の夜の話。。
前作の続編です。
実はその前から数話続いていたり(汗
合わせてお読み頂けたら設定が分り易いかと。。
このCPが好きと云って下さる方々へ、
ベタベタに甘くて優しい話を捧げます。
―その手を取って―
羞恥と快楽は裏と表で。
「もっと。。っ」
引き寄せられる前に押し付けた腰に、爪の先が浅く食い込んできた。
「んっ」
両手で頭を挟むように持って、皺が寄った眉間にくちづけをする。
貴方のこんな顔を見る為なら媚びることも乞うことも出来る。
「いつの間にそんな大胆になった?」
最初の頃は裸を見せることも見られることも、甘い息を漏らすことも、こうやって抱き合っているすら恥ずかしくて息を殺してずっと目を瞑っていたのに、変わった、と、自分でも思う。
「嫌?」
貴方と繋がる悦びを知ってしまった身体は勝手に反応してしまう。
「はは。嫌、じゃないな。お前なら」
耳元で「好きだよ」と囁かれれば、愛しさに溺れてしまいそうになる。
髪や耳朶に唇で触れると背中を撫で上げられて、反らした胸の突起を口で責められると、喘ぐことしか出来ない。
「あぁ。。あ。。っ!」
ただ求めて欲しい。
僕があげられるものはあまりにも少ないから。
唇を重ねて舌を絡め、一部の隙も無いくらいに身体を密着させて、呼吸(いき)も、声も、全てを捧げる。
「。。っ!!」
最後まで貴方を感じていたくて、跳びそうになる意識を握り締める。
それでも息遣いやベッドの軋む音が遠のいて視界が真っ白になって。
胸の上に抱き取られた時、ゆっくりと感覚が戻ってきた。
「尊人。。さん」
呼び掛けると、枕元の眼鏡へと伸ばしていた手が一瞬止まった。
「戻ってきたな」
シーツの上に下されても身体が離されないように足を絡めた僕を見て、眼鏡を掛けてから呆れたように微笑んだ顔を見詰めてから、目を閉じる。
「。。頭痛い。。」
声を上げて短く笑うと、乱れた髪を整えるように頭を撫でてくれた。
「呑み過ぎたからじゃないのか?」
伏せた瞼の上に唇の感触がして、腕の中に抱き取られる。
不意の行動にやっと落ち着いてきた鼓動がまた3倍くらいの速さになったけれど、されるがまま肩へ顔を擦り寄せた。
「だってワイン、美味しかったんだもん」
ちゃんとしたフレンチのレストランで、リーデルのグラスにほんのちょっとの量のワインを数杯呑んだだけ。
あのくらいじゃ普段は全然酔わないのに。。
「料理は?」
「あんな綺麗で素敵で美味しいもの、初めて食べたっ」
僕の答えを聞いて満足そうに上がった口角に、わざと大きな音を立ててキスをする。
「本当に美味しそうな顔して食べてたな」
優しい表情(かお)で云った三上さんに、笑顔を返す。
「誕生日を祝ってもらったの何年かぶりだから、ホントに嬉しかった。。」
僕の頬を貴方の指が撫でる。
「生まれてきて、貴方と出会えて、良かった」
唇に、触れて。
「お誕生日おめでとう、清寿」
その声で名前を呼ばれると、妙にくすぐったい。
「ありがと。。っ」
でも僕は貴方よりも、いつも近くに居てくれる人の手を取ってしまうかもしれない。。
「嬉しい時は笑って」
宥める様にそう云いながら抱き締めてくれた胸の中で泣き続けて、疲れて眠ってしまった。
―End―
PR
What’s New!!
(01/06)
(11/22)
(11/12)
(12/14)
(05/27)
COMMENT