HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
FINAL DISTANCE。。(改)
- 2010/11/17 (Wed) |
- Novel-三上式- |
- CM(0) |
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三上×式部。R18。
ひとつ前の話の後編。
そしてその前の話からの続編。。
意地悪な三上さんに攻められる
ドMな清寿。。そんな話?(笑
いやいや切ない話です。
追記;
11/24 一部修正。
細かすぎて多分分からないかと(汗
ひとつ前の話の後編。
そしてその前の話からの続編。。
意地悪な三上さんに攻められる
ドMな清寿。。そんな話?(笑
いやいや切ない話です。
追記;
11/24 一部修正。
細かすぎて多分分からないかと(汗
―opal 後編―
「試されるのには慣れている」
三上さんの指が僕の頬に触れて、流れた涙を掬い取るように撫でた。
「ただ、負けると分かっている勝負はしたくない。分かるな、清寿?」
今、自分が試されているという事は分かっている。
でも、頷いたらいいのか首を横に振ったらいいのか答えられずに固く目を閉じたら、仰向けからうつ伏せにされた。
「悪戯ばかりする子にはお仕置きが必要だな」
肩甲骨の上や背中を焦らすようにくちづけながら押し付けられる昂りが欲しくて、自然に腰が揺れる。
「誰かさんにはいつもこうやっておねだりするのか?」
顔を上げられないまま、下唇を噛みしめる。
笑太君と僕がそういう関係だというのは周知の事だっただろうけど、こんな風に直接云われると顔から火が噴きそうに恥ずかしかった。
「どうして欲しい?」
胸の突起を弄ばれて、抓み上げられると膝が崩れそうになった。
「ちゃんと云って。どうして欲しいのか」
答えるまで何度も、同じように責められて頭が真っ白になりかけた。
「。。っ」
声が出せなくて、ふるふると脱力したまま左右に頭を振る。
短く吐き出された息は笑ったのか、呆れたのか。
それを確かめる間も無く腰骨を手で押さえるように持たれ、薄い臀部を左右に広げるようにして、尖らされた貴方の唇が後孔を解し始めた。
逡巡や羞恥よりも快感に流されるように無様に這いつくばって腰だけ高く持ち上げ、前から露を垂らして後ろを濡らしながら耐えきれなくて甘ったるい嗚咽を漏らす。
「我慢しないでイッたらいい」
耳朶に軽く歯を立てられて、痛いくらいに張りつめた僕自身を後ろから握られると、それだけで果てて白濁で三上さんの指とシーツを汚した。
「う。。うぅ。。」
泣きたくなんてないのに涙が出て、震える肩に唇の感触がしたのは気のせいかもしれない。
吐精して弛んだ後孔に長い指が挿しこまれ、快楽の点をわざと外すように解してゆく。
切なくて切なくて、指の節が白くなるほど強く握った枕の真ん中に顔を押し付けて、ぐちゃぐちゃになった泣き顔を見せまいとする。
「挿れて。。早く。。っ!」
耳元を掠めた笑いを含んだ声が、嘲笑に聞こえた。
「最初の時は何も知らなくてこの腕の中で震えていたのに。。いつの間にかそんな事が云えるようになったんだな」
腰を掴まれて身体の奥に滾った楔を押し込まれる。
その衝撃に慣れる前に激しく抽送を繰り返されて、声無き悲鳴が咽喉からほとばしった。
それが喘ぎに変わって肌と肌がぶつかり合う音よりも大きく聞こえるようになって、僕だけ絶頂に達して、何度目かに気を失いそうになった。
膝から力が抜けると支えられることもなく、がくん、と身体が落ちて。
鈍くなる感覚の中で自分の中にあったものが引き抜かれ、背中の上にどろりとした熱が放たれるのを感じた。
外に出されたのは初めてで、それが悲しくて力を振り絞って名前を呼ぶ。
「たつ。。と。。さん。。」
返事はなく、抱き締めても貰えず唇を求めることも出来ずに。
無造作に白濁を拭き取るタオルの感触を感じながら、意識を手放した。
目が覚めたら裸のままで、布団がいっぱい掛けられていた。
またカーテンを閉め忘れてしまった窓から見える空は真っ暗で、多分まだ真夜中なのだろう。
背中合わせで横たわっている三上さんが寝息を立てているのを確かめてから、布団の中に顔を埋めた。
「譲らない、って云ってたのに。。」
貴方の意図に、途中から気付いていた。
「初めて好きになって欲しいと思った人だもん。嫌いになんてなれないよ」
誰にも聞こえないように呟いたのに、まるでそれが聴こえたかのように三上さんが突然寝返りを打って、きゅっ、と、固くした身体の上にふわりと片腕が回された。
心臓が跳ねて、息を詰めて。
数分身動きも出来ずにいたけれどそれ以上何も起こらないので耳を澄ませると、深くて規則正しい寝息が聞こえてきた。
「。。あったかい。。」
その腕の重みと温もりに縋るように両手を当てて、声を殺して泣いているうちに眠りに落ちていた。
―End―
「試されるのには慣れている」
三上さんの指が僕の頬に触れて、流れた涙を掬い取るように撫でた。
「ただ、負けると分かっている勝負はしたくない。分かるな、清寿?」
今、自分が試されているという事は分かっている。
でも、頷いたらいいのか首を横に振ったらいいのか答えられずに固く目を閉じたら、仰向けからうつ伏せにされた。
「悪戯ばかりする子にはお仕置きが必要だな」
肩甲骨の上や背中を焦らすようにくちづけながら押し付けられる昂りが欲しくて、自然に腰が揺れる。
「誰かさんにはいつもこうやっておねだりするのか?」
顔を上げられないまま、下唇を噛みしめる。
笑太君と僕がそういう関係だというのは周知の事だっただろうけど、こんな風に直接云われると顔から火が噴きそうに恥ずかしかった。
「どうして欲しい?」
胸の突起を弄ばれて、抓み上げられると膝が崩れそうになった。
「ちゃんと云って。どうして欲しいのか」
答えるまで何度も、同じように責められて頭が真っ白になりかけた。
「。。っ」
声が出せなくて、ふるふると脱力したまま左右に頭を振る。
短く吐き出された息は笑ったのか、呆れたのか。
それを確かめる間も無く腰骨を手で押さえるように持たれ、薄い臀部を左右に広げるようにして、尖らされた貴方の唇が後孔を解し始めた。
逡巡や羞恥よりも快感に流されるように無様に這いつくばって腰だけ高く持ち上げ、前から露を垂らして後ろを濡らしながら耐えきれなくて甘ったるい嗚咽を漏らす。
「我慢しないでイッたらいい」
耳朶に軽く歯を立てられて、痛いくらいに張りつめた僕自身を後ろから握られると、それだけで果てて白濁で三上さんの指とシーツを汚した。
「う。。うぅ。。」
泣きたくなんてないのに涙が出て、震える肩に唇の感触がしたのは気のせいかもしれない。
吐精して弛んだ後孔に長い指が挿しこまれ、快楽の点をわざと外すように解してゆく。
切なくて切なくて、指の節が白くなるほど強く握った枕の真ん中に顔を押し付けて、ぐちゃぐちゃになった泣き顔を見せまいとする。
「挿れて。。早く。。っ!」
耳元を掠めた笑いを含んだ声が、嘲笑に聞こえた。
「最初の時は何も知らなくてこの腕の中で震えていたのに。。いつの間にかそんな事が云えるようになったんだな」
腰を掴まれて身体の奥に滾った楔を押し込まれる。
その衝撃に慣れる前に激しく抽送を繰り返されて、声無き悲鳴が咽喉からほとばしった。
それが喘ぎに変わって肌と肌がぶつかり合う音よりも大きく聞こえるようになって、僕だけ絶頂に達して、何度目かに気を失いそうになった。
膝から力が抜けると支えられることもなく、がくん、と身体が落ちて。
鈍くなる感覚の中で自分の中にあったものが引き抜かれ、背中の上にどろりとした熱が放たれるのを感じた。
外に出されたのは初めてで、それが悲しくて力を振り絞って名前を呼ぶ。
「たつ。。と。。さん。。」
返事はなく、抱き締めても貰えず唇を求めることも出来ずに。
無造作に白濁を拭き取るタオルの感触を感じながら、意識を手放した。
目が覚めたら裸のままで、布団がいっぱい掛けられていた。
またカーテンを閉め忘れてしまった窓から見える空は真っ暗で、多分まだ真夜中なのだろう。
背中合わせで横たわっている三上さんが寝息を立てているのを確かめてから、布団の中に顔を埋めた。
「譲らない、って云ってたのに。。」
貴方の意図に、途中から気付いていた。
「初めて好きになって欲しいと思った人だもん。嫌いになんてなれないよ」
誰にも聞こえないように呟いたのに、まるでそれが聴こえたかのように三上さんが突然寝返りを打って、きゅっ、と、固くした身体の上にふわりと片腕が回された。
心臓が跳ねて、息を詰めて。
数分身動きも出来ずにいたけれどそれ以上何も起こらないので耳を澄ませると、深くて規則正しい寝息が聞こえてきた。
「。。あったかい。。」
その腕の重みと温もりに縋るように両手を当てて、声を殺して泣いているうちに眠りに落ちていた。
―End―
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