HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
言えないよ。。
- 2011/03/10 (Thu) |
- Novel-三上式- |
- CM(0) |
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三上×式部。R18(厳守)。
ひとつ前の話の続き、というか。。
バレンタインの話の続きの続き。
お姫様抱っこでバスルームへ連れて行かれて。。
その後の清寿視点の話。
今度は意地悪されたりも?←
イメージソングは郷ひろみ『言えないよ』。
あえて及川光博カバーVer.を聴きながら。
ミッチーもああ見えて40歳だからなぁ。。
三上さんもっと若い感じでもいいと思うんだけど。
最近急激に(絵的に)老けたのでちょっと苦言(笑
ひとつ前の話の続き、というか。。
バレンタインの話の続きの続き。
お姫様抱っこでバスルームへ連れて行かれて。。
その後の清寿視点の話。
今度は意地悪されたりも?←
イメージソングは郷ひろみ『言えないよ』。
あえて及川光博カバーVer.を聴きながら。
ミッチーもああ見えて40歳だからなぁ。。
三上さんもっと若い感じでもいいと思うんだけど。
最近急激に(絵的に)老けたのでちょっと苦言(笑
―To Say Nothing―
水音が途切れると、切なく甘く喘ぐ自分の声だけが響いた。
「あぁんっ!!」
バスタブに満たされたお湯に白いモノが霧のように広がって、尊人さんが薄く笑う。
「もう?早いな。そんなに気持ちいいのか?」
今日に限って意地が悪いことを云うのは何故?
「こちらはまだだから、我慢して」
向かい合って上から跨がされた格好のまま湯船の中で出し挿れされると奥でちゃぷちゃぷするような違和感に近い快感が加わって、今まで達したことの無いところまでイキそうになる。
「目を瞑らないで。ちゃんと見て」
下から突き上げられて背を反らすと挿入されている貴方の輪郭が強調されて、他に何も考えられなくなった。
「僕の中に尊人さんが、入ってる。。」
夢中で呟いてしまってから耐え難い羞恥心に苛まれくちづけを強請ったけれど応えてはくれなくて、代わりに腰を掴んで持ち上げられ、不意に落とされた。
「ああっああぁ。。ーっ!!」
揺れる湯面が、白く濁った。
「また?ベッドよりバスルームの方が感じるようだな?」
違う。。
「いつもシャワールームで私では無い誰かとじゃれあっている時のことでも思い出している?」
ああだから今日はこんなに意地悪なのか。
貴方が云っている男(ひと)との時間なんて完全に忘れていたけれど、チクリと刺されたイヤミが少し嬉しくて肩に顎を乗せて小さく笑う。
「悔しいな」
そう云われて、顎を掴まれて正面を向かされればその強い視線から逃れることは出来なくなる。
「私を、ちゃんと見て」
後頭部を押さえつけられ強引に唇を重ねられ、差し込まれてきた舌に咽喉の奥まで侵される。
「んーっ。。んっ。。」
込み上げきた嗚咽を抑えて更に奥を探ろうとしている舌を舌で絡め取り、逃れては追われ、離れては捕らえられてもっとくちづけが深くなった時に、尊人さんが低く唸って僕の一番深い所で熱が弾けたのを感じるのと同時に、僕も何度目かの絶頂を向えて果てた。
「シャワーを浴びて出よう。立って」
「。。イヤだ」
「遅刻する」
「イヤ。。」
「わがままはまた今度聞くから」
「でも。離れたくない。。」
耳朶にくちづけてくれながら手探りでバスタブの栓を抜いたようで、ゆっくりと水位が下がると熱くなった身体が空気に晒されて心地良かった。
「尊人さんのことが一番好き。だけど、もっと好きになったから。僕のことももっともっと好きになって」
一生懸命言葉を探して伝えたのにそんな風に笑わないで。
「これから先もお前には敵わないんだろうな。。それが悔しい」
強く抱き締められて首に腕を回し、それよりも強く抱き返す。
「負けず嫌いですね?」
「五月蠅い」
僕が笑うと、貴方は真面目な表情(かお)をした。
「愛している、と云わせてくれ」
「ダメです。尊人さんまで失いたくないから」
腕に手を突き伸び上がるようにして僕からくちづけを仕掛けると、悲しげな微笑みでそれに応えてくれた。
―End―
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