HYPNOTIC DOLLS annex
企画・リク用別館。 DOLLS・同人・BLに興味の無い方はご遠慮ください。
25000HITお礼企画最後のお題。
- 2010/02/15 (Mon) |
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小秋さまよりいただいたお題4つ。。
『焦り』『迷い』『後悔』『判断ミス』。
御子柴×式部。あまあま。
清寿入隊2年目くらい。
まだ笑太を信じきれず、揺らいでいる感じで。
欲張ってお題4つを力技で詰め込んでみました←
タイトルはラルクの『BLESS』から。
やっと話が降りてきました!
お待たせしてすみませんでした。。
本館はもう間も無く30000アクセス突破しそうです。
どうもありがとうございます!!
これからも本館別館共々どうぞよろしくお願いします。
お礼企画。。どうしようかな。。
『焦り』『迷い』『後悔』『判断ミス』。
御子柴×式部。あまあま。
清寿入隊2年目くらい。
まだ笑太を信じきれず、揺らいでいる感じで。
欲張ってお題4つを力技で詰め込んでみました←
タイトルはラルクの『BLESS』から。
やっと話が降りてきました!
お待たせしてすみませんでした。。
本館はもう間も無く30000アクセス突破しそうです。
どうもありがとうございます!!
これからも本館別館共々どうぞよろしくお願いします。
お礼企画。。どうしようかな。。
―BLESS―
手を繋いで眠って先に目覚めた時は、息を潜めて眠っているフリをする。
そうすると聞こえてくる寝息に自分の呼吸が自然に同調して、同じ夢の中に落ちてゆけるような気がする。
気のせい、と云われそうだけど、そうだといいな、と思う。
笑われそうで告げたことはない。
変にリアリストだったり意外な時にロマンティストだったりする君に、どう云えばこの感覚が伝わるか分からないから。
もう一度、目を瞑って。
息を、吸って。吐いて。
「はよ」
目を覚ましたら、光の中で笑太君が微笑んでいた。
「おはよ」
しっかりと指を絡めた2人の手の向こうに、笑太君の顔が見える。
「清寿が俺より寝坊するなんて珍しい」
指先で僕の手の甲をくすぐるようにして、歯を見せて笑う。
「誰のせい?」
「俺のせい。。。か?」
顔を見合わせて笑い合って、繋いだ手はそのままもう片方の腕で身体を引き寄せられて、唇を重ねる。
角度を変え、深さを変えて。何度も何度も。
互いの髪に空いている方の手を梳き入れて掻き乱す。
「良く寝てたな」
呼吸が苦しくなって離した唇の上を、笑太君の指がなぞる。
「うん。。。良く眠れた」
笑みの形の唇の横で笑っているホクロに触れる。
「ありがとう」
「ん」
額の中央に、左右の瞼の上に、啄ばむようなくちづけが降ってきた。
反射的に目を閉じる。
繋いだ手の指にも、手の甲にも、柔らかい感触が残る。
意識して指先にぎゅっと力を入れた。
「落ち着いた?」
その優しさで抑えていた感情が溢れ出しそうになる。
昨日任務中に大きな失敗をしでかした。
なんであんなことで焦ってしまったのだろう?
なんであんなふうに迷ってしまったのだろう?
なんで?なんで?なんで??
笑太君の生命(いのち)が狙われていると知ったら冷静ではいられなかった。
絶対に喪いたくないと思ってしまったんだ。
積み重なる単純な選択ミス。
全てが裏目に出て、余計危険な目に合わせた。
「後悔してんだろ?」
黙り込んだ僕の顔を上に向かせて、そう云って笑う。
「。。。後悔?」
昨日の失敗に関して?それとも別の事で?
云われている意味が分からず、鸚鵡返しに訊く。
「俺なんかを好きになったこと」
枕の上で首を横に振る。
強く大きく。何度も、何度も。
「なら俺のことを信じろ。焦るな。迷うな。そんなに簡単には死なねぇハズだから」
僕には無い、眩しいくらいの強さに惹かれる。
傍に居られることが誇らしいと思える程笑太君のことが大好きだ。
「目ぇ閉じて。ゆっくり息をして」
云われたように、目を瞑って。
息を、吸って。吐いて。。。
「はよ」
目を覚ましたら、光の中で笑太君が微笑んでいた。
「あ。。。あれ?」
指を絡めた2人の手の向こうに笑太君の顔があった。
「どうした?」
「夢。。。見てた?」
指先で僕の手の甲をくすぐるようにして笑う様子もさっき見たような。。。
「ああ、俺も」
微笑みを返して、くちづけを交わす。
「笑太君の、どんな夢だった?」
同じ夢だったらいい。
ああでももし違う夢だったらもう一度云って貰えるかな。
俺のことを信じろ、って。
―End―
手を繋いで眠って先に目覚めた時は、息を潜めて眠っているフリをする。
そうすると聞こえてくる寝息に自分の呼吸が自然に同調して、同じ夢の中に落ちてゆけるような気がする。
気のせい、と云われそうだけど、そうだといいな、と思う。
笑われそうで告げたことはない。
変にリアリストだったり意外な時にロマンティストだったりする君に、どう云えばこの感覚が伝わるか分からないから。
もう一度、目を瞑って。
息を、吸って。吐いて。
「はよ」
目を覚ましたら、光の中で笑太君が微笑んでいた。
「おはよ」
しっかりと指を絡めた2人の手の向こうに、笑太君の顔が見える。
「清寿が俺より寝坊するなんて珍しい」
指先で僕の手の甲をくすぐるようにして、歯を見せて笑う。
「誰のせい?」
「俺のせい。。。か?」
顔を見合わせて笑い合って、繋いだ手はそのままもう片方の腕で身体を引き寄せられて、唇を重ねる。
角度を変え、深さを変えて。何度も何度も。
互いの髪に空いている方の手を梳き入れて掻き乱す。
「良く寝てたな」
呼吸が苦しくなって離した唇の上を、笑太君の指がなぞる。
「うん。。。良く眠れた」
笑みの形の唇の横で笑っているホクロに触れる。
「ありがとう」
「ん」
額の中央に、左右の瞼の上に、啄ばむようなくちづけが降ってきた。
反射的に目を閉じる。
繋いだ手の指にも、手の甲にも、柔らかい感触が残る。
意識して指先にぎゅっと力を入れた。
「落ち着いた?」
その優しさで抑えていた感情が溢れ出しそうになる。
昨日任務中に大きな失敗をしでかした。
なんであんなことで焦ってしまったのだろう?
なんであんなふうに迷ってしまったのだろう?
なんで?なんで?なんで??
笑太君の生命(いのち)が狙われていると知ったら冷静ではいられなかった。
絶対に喪いたくないと思ってしまったんだ。
積み重なる単純な選択ミス。
全てが裏目に出て、余計危険な目に合わせた。
「後悔してんだろ?」
黙り込んだ僕の顔を上に向かせて、そう云って笑う。
「。。。後悔?」
昨日の失敗に関して?それとも別の事で?
云われている意味が分からず、鸚鵡返しに訊く。
「俺なんかを好きになったこと」
枕の上で首を横に振る。
強く大きく。何度も、何度も。
「なら俺のことを信じろ。焦るな。迷うな。そんなに簡単には死なねぇハズだから」
僕には無い、眩しいくらいの強さに惹かれる。
傍に居られることが誇らしいと思える程笑太君のことが大好きだ。
「目ぇ閉じて。ゆっくり息をして」
云われたように、目を瞑って。
息を、吸って。吐いて。。。
「はよ」
目を覚ましたら、光の中で笑太君が微笑んでいた。
「あ。。。あれ?」
指を絡めた2人の手の向こうに笑太君の顔があった。
「どうした?」
「夢。。。見てた?」
指先で僕の手の甲をくすぐるようにして笑う様子もさっき見たような。。。
「ああ、俺も」
微笑みを返して、くちづけを交わす。
「笑太君の、どんな夢だった?」
同じ夢だったらいい。
ああでももし違う夢だったらもう一度云って貰えるかな。
俺のことを信じろ、って。
―End―
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